今の社会に足りないこと。完璧な子育てでお疲れのあなたに。

たんぽぽの活動

この記事をみて下さって、ありがとうございます!
香川県坂出市でアドラー心理学の自助グループをしている「たんぽぽ」です。
最近、新年度が始まり、学校や保育園などでも新生活が始まっていますね。
新しい生活が始まるとワクワクしますが、ちょっとお疲れじゃないですか?

さて、「社会に足りないこと」について考えたことを書いてみたいと思います。
「もっとこうだったら良いのになぁ〜」ということですね。
今の社会に何が足りないのでしょうか?
僕、個人としては、「安心して失敗できる場所」が少ないのだと感じています。

☆失敗を怖がる社会☆

今って、けっこう失敗を怖がる社会だと思いませんか?
そんなことないんですかね。。。
そう思うのには訳があって、
実は、僕、、、失敗を怖がっていました。。。(ん?過去形)
正確には、今も怖いんですけど、前よりもだいぶマシになったんです。
「前よりも」と書きましたが、前という意味は、
「アドラー心理学を学ぶよりも前」という意味です。
ということは、アドラー心理学を学んでからは、
失敗をさほど怖がらなくなったと、自分では思います。
逆になぜ、僕はそんなに失敗を怖がっていたのでしょうか?
それは・・・・・、
それを語るには、芋焼酎のソーダ割と2時間ほどの時間、それと、涙が必要です。。。

冗談はさておき(冗談かいっ!)
どうして、失敗を怖がらなくなったのか?
理由は2つあると思っていて、
1つ目は、失敗しても、その後の対処をアドラー心理学で学んだこと。
2つ目は、失敗とは不適切なことではないとアドラー心理学の子育てを通して学んだことだと思いました。

☆「子育てはいつか失敗しますから」と言ってくれた先輩の言葉☆

アドラー心理学の育児。
僕はこれを「パセージ」を通して学びました。
「パセージ」というのは、アドラー心理学のグループ体験にもとづく育児学習コースのことです。
この「グループ」というのがアドラー心理学育児「パセージ」の最大の特徴だと、僕は思っています。
「パセージ」は1回限りのワークショップではなくて、
「グループ」で仲間のみんなと一緒に学び合っていくのが、
すごく良いところだと思います。

それは、パセージのコース期間中だけでなく、
コース終了後の、フォローアップ会を通して、
継続的に学んでいけるシステムがあります。
このシステム全体が、「パセージ」を通したアドラー心理学の学習の最大の特徴だと思っています。
アドラー心理学以外の子育てプログラムも数多くありますが、
このシステムが全国に根付いているのは、
「パセージ」が誇るべき宝物だと、個人的には思っています。

ちなみに、このフォローアップの会が「自助グループ」と呼ばれています。
僕自身は、パセージのコース(全8章)を2回受けています。
その後にも、単発(1章分だけの参加)の参加もしています。

それで、アドラー心理学を学び始めて最初の頃、
パセージのフォローアップ会に参加した時、
同じグループの先輩の方にこんなことを言われたのが、
今も心に残っています。

「大丈夫、子育てはいつか失敗しますから。」

僕は、この言葉を聞いて、
それまで、少し気持ちが張り詰めていたのが、
いい意味で、リラックスできたのを感じました。
というのも、当時の僕の状況は、長男が3歳で長女が1歳でした。
その時の心境は、
「父親として、ちゃんとしっかり頑張らなイカン!」
と思っていました。

もちろんそれは、良いことだと思います。
ただ、一方で力みすぎていたなぁ〜と、今の僕は感じます。

それを、見越してかはわからないのですが、
その先輩は、「大丈夫、子育てはいつか失敗しますから。」と言ってくださったのです。

☆愛情不足ではなく、技術が足りていない。☆

「大丈夫、子育てはいつか失敗しますから。」

僕はこの言葉を2つの意味でとらえました。

1つは、「完璧な親はいないんだよ。」という意味。
もう1つは、「失敗しても、仲間がいるから大丈夫だよ。」という意味。

改めて、この言葉を味わってみて、
本当にあたたかく、心強い言葉をかけて下さったなぁ〜と感じます。
今でも、ときおりこの言葉を思い出すことがあります。
それと同時に、僕も誰かにとっての、

「安心して失敗できる仲間になりたいなぁ。」

と思いました。

一方で、失敗ばかりを繰り返すのではなく、

「失敗から学ぶこと」も大切だと思います。

「パセージ」のテキストにこう書かれています。

J:愛情不足の親なんて、ほとんどいないと思う。でも、技術不足の親ならいくらでもいるよ。つまり、悪い親はいないけど、下手な親はたくさんいるってことです。

(パセージテキスト 16ーR より)

子育てに悩むこと、
子育てがうまくいかないなぁ〜と感じること、
これは、子どもに関わる方なら感じることだと思います。

それは、「子どもに対する愛情が足りていない」ということではないということ。
足りていないのは、愛情ではなく、技術だということ。

技術は学ぶことによって習得できます。

ちょうど、教習所で運転技術を学んで、免許を取得できるように。

☆まとめ☆

考えてみると、自動車の教習所って、
「安心して失敗ができる場所」じゃないかなぁって思います。

坂出アドラー心理学自助グループ「たんぽぽ」でも
安心失敗できる場所を作って行けたら良いなぁと思っています。

失敗できない社会の中で、
安心して失敗できるオアシスでありたい。

そんなふうに思いました。

興味がある方は、お気軽にお問合せください。

一緒に、失敗ながら学んでいきましょう〜!

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