みなさま、おはようございます!(現時刻:4:01)
香川県坂出市で活動しているアドラー心理学自助グループ「たんぽぽ」です。
今日(昨日)は子どもたちと環境問題について話し合いました。
どんなことについて話したのかというと、「海洋プラスチック問題」についてです。
どんなふうに話したのか?というと、資料をもとに話しました。
資料はこちらです。
「海洋プラスチックごみについて考えよう」という資料で、とてもわかりやすくまとめられています。(ダウンロードは自由だということで、みなさんもぜひご家族や仲間と話し合ってみて下さいませ
それで、今回、子どもたちと一緒に話して学んだことは
プラスチックが悪い!ごみを捨てるヤツが悪い!という発想から抜け出して、
「自分が地球環境に何ができるのか?」
という問いを自分の中にもつ勇気を持ちたいということです。
☆プラスチックのストレングス☆
そもそも、プラスチックってそんなに悪いものなのでしょうか?
これだけプラスチックが問題になっていると、「プラスチックが諸悪の根源なんだ!」と錯覚してしまいませんか?
だけど、僕たちはプラスチックの恩恵をたくさん受けていることも事実ですよね。
例えば、プラスチックの良いところってどんなところでしょう?
一番の長所は「軽くて丈夫」というところだと、個人的には思います。
ただ、一方で、それがポイ捨てなど適切に処理されないと、せっかくの長所が短所に変わってしまいます。
つまり、
「軽くて」=「流されやすい。風で飛びやすい」
「丈夫」=「分解されない。マイクロプラスチックになって海洋中をいつまでも漂う」
というようなことですね。
一方では、僕たちの生活を便利にしてくれているプラスチック。しかしその裏側では、地球環境に悪影響を及ぼしてしまうことは、広く知られていると思います。
☆海洋プラスチックごみはどこからくるのか?☆
ところで、海洋プラスチックごみはどこからやってくるのでしょうか?
これを知って、僕は驚いたのですが、その8割が「陸(街)からやってくる」のだそうです。
これ、びっくりしませんか?
びっくりというか、「他人事ではない」という感じがしました。
でも、考えてみると、当たり前のことなんですよね。
だって、街にある水路は川へとつながり、川はやがて海へとつながる。
できれば、こんな形で気づきたくなかったのですが、地球という有機生命体の中で、全てが一つに繋がっているんですよね。
だから、「街に住んでいる僕は海には馴染みがないから関係ない」ということは言えないんです。
☆私たちは地球に何ができるだろうか?☆
現在、プラスチックについてはさまざまな運動が行われています。
最近では #脱プラ という言葉がキーワードになっていますね。
例えば、皆様もご存じの「レジ袋有料化」は脱プラ政策の一つだと思います。
他にも、コーヒーチェーン店のスターバックスがプラスチック製のストローの使用をやめたというニュースは大きく報じられました。
政府や大手の企業が、このような動きをしてくれるのはとても良いことだと思います。
ただ、政府や大手の企業が「地球環境問題に対して何をしてくれるんだろうか?」という、人任せな姿勢はよくないのではないか?と思うんです。
そしてもう一つ。地球環境問題に対して「ポイ捨てするヤツが悪い」とか「不法投棄をする業者が悪い」というような、他人のせいにするところからは何も解決しないと思うんです。
確かに、ポイ捨てもよくないことだし、不法投棄は法律でも罰せられます。
ただ、そういう考えから、一歩抜け出し、
「自分は地球に何ができるんだろう?」と考える、勇気を持ちたいと思うんです。
そういう勇気を持つ仲間を作っていきたいし、お互いに勇気づけあって協力していきたいんです。
他人を責めるのは簡単です。それは、逆にいうと、自分の責任については考えないということなので、そういう意味で言うと楽ですよね。
だけど、他人を責めるのをやめて、自分の責任として行動していくことは、本当に勇気がいることだと思います。
だからこそ、仲間の協力が大切なんですよね。
不安を煽るわけではないのですが、2050年には、海の魚の量よりごみの量の方が上回ると言われています。
これって他人事でしょうか?
僕たちはこのままの未来に舵をとって良いのでしょうか?
そんなわけないですよね。
きっとよりよい未来のための、小さな行動があります。
その小さな行動の積み重ねが、よい方向へと舵を切り直す原動力となるはずです。
一緒に力を合わせて、よりよい未来を目指して協力し、航海を続けていきましょう!
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